【嘉手納】米本国に所属するF16戦闘機など外来機が嘉手納基地に暫定配備され騒音が激化している問題で、嘉手納町議会(徳里直樹議長)は4日午前、臨時議会を開き、米軍機の騒音激化に対する抗議決議案と意見書案を全会一致で可決した。騒音防止協定の順守と騒音軽減策の速やかで確実な実施、暫定配備されている外来機の即時撤退と、すべての外来機の飛来禁止を求めている。

嘉手納基地の騒音激化に抗議する意見書案を全会一致で可決する嘉手納町議会=4日午前、嘉手納町議会

 嘉手納基地にはF16戦闘機以外にも在韓米軍基地所属のU2偵察機や岩国基地のステルス戦闘機F35Bも飛来しており、現状を「異常なほど過密状態」と指摘。2006年に日米両政府が合意した米軍再編ロードマップに違反しているとして、両政府が速やかに負担軽減策を実施する必要性を訴えた。

 町の測定データによると、F16戦闘機が訓練を始めた5月8日の前後51日間の比較では、町内3カ所の騒音発生回数は6698回と約1・5倍に増加。このうち騒音が激しい屋良地区では100デシベル超が4倍の32回、90デシベル台は約2倍の442回にそれぞれ増えた。

 抗議決議と意見書は「深夜早朝構わず響く騒音は町民の平穏な日常生活を破壊しており、米軍の傍若無人な基地運用に強い憤りを禁じ得ない」と米軍を厳しく批判した。

 町議会は決議を受け、4日午後2時に沖縄防衛局に中嶋浩一郎局長を訪ね、速やかな改善を求める。7日には県や県議会、外務省沖縄事務所に要請する。