イオン琉球の末吉康敏会長は10日に那覇市内で講演、今年4月に北中城村で開業予定の「イオンモール沖縄ライカム」は、世界有数のリゾート地にふさわしい店舗を目指しているとし、「離島や県外・海外からも人を集め、ライカムを起点に中部地域全体を活性化することが目標」と強調。中部各地の観光地や商店街を訪れるライカム発のバスを運行するなどして地域と連携していく方針を示した。

沖縄の市場の魅力について持論を語るイオン琉球の末吉康敏会長=10日、ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー

 講演会は沖縄観光コンベンションビューローが観光人材育成事業「経営者セミナー」の一環で開催。末吉会長が「環境変化に対応を!沖縄は無限の可能性がある」をテーマに戦後のマチグヮーからデパートの隆盛、ショッピングセンター、コンビニエンスストアの台頭など県内小売業界の変遷について市場規模や主要企業の売上高データを示しながら紹介した。

 各業態で県内トップ企業のサンエーや沖縄ファミリーマートの成長が「地域密着」の経営戦略にあるとし、地域ニーズに的確に対応していくことの重要性を強調。今後の国内小売業界はコンビニやディスカウントストア、通販市場の拡大が見込めると指摘し「環境変化に対応できた業態が生き残ることができる」とした。

 「県外や海外など外から見た沖縄は非常に大きく見える」と末吉会長。人口増加や基地返還跡地利用の経済波及効果、観光市場の拡大など沖縄の魅力の高さを語り、経済成長の見通しを示した。