「こころの健康づくりトーク2015」が11日、那覇市内で開かれた。武蔵野学院大学・大学院教授で人間性脳科学研究所長の澤口俊之さんが「脳を活かして、こころも健康」をテーマに講演。「人間の本質である夢や目標を持って頑張ることが脳の人間性知能(HQ)を向上させ、心と体の健康につながる」と語り、精神疾患になりにくくなることや、平均寿命が延びるとするデータや理論を紹介した。

 県保健医療福祉事業団が主催し、沖縄タイムス社が共催した。会場のロワジールホテル&スパタワー那覇には約900人が訪れた。

 澤口さんは、脳の働きをコントロールする前頭前野が未来志向性や社会との関係、協調性など人間特有の能力をつかさどると説明。その機能が弱くなると心の病となり、向上すれば心や体が健康になると指摘。有酸素運動が効果的で、脳の老化も改善するとした。

 エッセイストの斎藤由香さんも講演。父で作家の北杜夫さんや祖父で歌人の斎藤茂吉さん、祖母・輝子さんら家庭内のエピソードを交えながら、困難を乗り切る際のユーモアの大切さなどを語った。