【糸満】沖縄本島と多良間島を結ぶ海底光ファイバーケーブル用管路の掘削工事の起工式が10日、糸満市米須で行われ、沖縄県の謝花喜一郎企画部長、岩田智NTT西日本沖縄支店長らが安全を祈願した。

掘削機の起動ボタンを押す謝花喜一郎部長(左)とNTT西日本沖縄の岩田智支店長=10日、糸満市米須

沖縄本島~多良間島~与那国島~波照間島ループのイメージ

掘削機の起動ボタンを押す謝花喜一郎部長(左)とNTT西日本沖縄の岩田智支店長=10日、糸満市米須 沖縄本島~多良間島~与那国島~波照間島ループのイメージ

 工事は本島と多良間や与那国、波照間島などを光ファイバーケーブルで結ぶ県の離島地区情報通信基盤整備推進事業の一環。米須が起点の管路は沖縄戦跡国定公園の地下を通過して、水深19メートルの地点に到達する。

 掘削工事は3月中旬に完了予定。2016年10月のケーブル敷設後は米須-多良間-与那国-波照間の先島エリア約690キロがつながり、NTT西日本の既存のケーブルと合わせたループ(輪)化が実現する。海底ケーブルで沖縄本島と周辺離島が輪のように結ばれることで、災害時に経路が遮断された際のリスク軽減が可能になる。

 謝花部長は「災害に強い情報通信回線を構築し、医療や観光などの分野で離島振興に期待したい」と述べた。