名護市辺野古の新基地建設に反対するヘリ基地反対協議会の安次富浩代表は12日、那覇市内で会見し、10日に辺野古の海上で抗議活動をしていた市民の船に、定員を上回る人数の海上保安庁職員が乗り込んだために転覆しかけたとして、告訴を検討すると発表した。現場の様子を撮影した動画も公表した。

海上保安庁の職員が乗り移る際に、大きくバランスを崩した抗議船=10日午後3時10分、名護市の大浦湾

 安次富代表によると市民の船がオイルフェンスの内側を航行し、海保職員が船を止めるために市民の船に乗り込んだ。船は定員の上限である市民6人が乗っていたが、海保職員数人が乗り込んだために大きく傾き、市民が海に投げ出される場面もあった。

 安次富代表は「刑法には人が乗っている船を転覆させてはいけないと定められており、あまりにひどい対応だ。弁護士からは未遂であっても刑法違反の可能性があると指摘されている」と述べ、動画で当時の状況を精査した上で告訴を検討していると述べた。