沖縄本島北部地域を中心にへき地や離島の医療支援を行っているNPO法人MESH(メッシュ)サポートは6月28日、小型飛行機で那覇市から久米島町に患者を移送した。町出身で寝たきりの女性患者(78)は、久米島空港で救急車に引き継がれ、公立久米島病院に入院した。MESH機で那覇から久米島への移送は初めて。

MESH飛行機で那覇空港から久米島への患者を移送した=6月日、久米島空港

 那覇から付き添った夫(80)は「妻は5月ごろから久米島に帰りたいと話していた。ようやく念願がかなってうれしい」と移送に感謝した。男性はMESHが寄付を募っていることを知り「ぜひ寄付したい。知人にも呼び掛けたい」と話した。久米島病院の深谷幸雄院長は「本島から患者を受け入れるときに苦労してきた。こういう搬送は大変ありがたい」と喜んだ。

 MESHヘリの運航には年間約1億円が必要で、北部広域市町村圏事務組合(理事長・稲嶺進名護市長)の補助金見送りによる資金不足で4月から運休している。現在は運航再開に向け、県民の支援の呼び掛けと行政への補助要請を行っている。(比嘉正明通信員)