6月25日から7月2日にかけてスペイン・マラガで開かれた第21回世界移植者スポーツ大会のボールスロー50代男子の部で、25歳の時に腎臓移植を受けた仲里則男さん(54)=浦添市=が銀メダルに輝いた。4日、那覇空港に着いた仲里さんは「メダルが取れてよかった。腎臓を提供してくれた父にメダルを掛けたい」と喜んだ。

仲里則男さん(左)たちボールスローのメダル獲得者=6月30日、スペイン・マラガ(提供)

 世界大会は2年ごとに開かれ、今大会には世界55カ国約1350人が出場。仲里さんは5度目の出場で、過去にはボールスローやボウリングダブルスで金メダルを獲得したこともある。

 今回はクリケットボールの遠投距離を競うボールスロー、ボウリングのシングルスとダブルスの3種目に挑戦。約25人が出場したボールスロー50代男子の部で約57メートルを記録し、2位となった。

 自身の透析経験などを生かし、臨床工学技士として透析現場で働いている仲里さんは「病気に苦しんだ人が元気にスポーツできるようになるのが移植のすごさ。次回大会を目指して、また頑張りたい」と強調。「日本ももっと移植が増えるように、ドナー登録が増えてほしい」と願った。

 初めて同行した妻の広子さん(54)は「聞く大会と、見て応援する大会は違った。出場者は移植経験を感じさせず、大会が生きがいの夫は元気になった。また一緒に行きたい」と顔をほころばせた。