【名護】名護市辺野古の新基地建設問題で、沖縄防衛局は13日、海底でサンゴ礁を傷つけていた鋼板アンカーを一部撤去した。アンカーで固定していた海面のオイルフェンスも、半分ほどを撤去した。

臨時制限区域を示すオイルフェンスを固定する鉄製のアンカーを撤去する作業員=13日午前9時34分、名護市・大浦湾(伊禮健撮影)

 防衛局は「必要がなくなったので撤去する」と説明した。内側には10日から設置された大型のフロート(浮具)があり臨時制限区域への進入を阻んでいる。

 県は、アンカー設置が許可区域外の岩礁破砕に当たるかどうかを検討中。防衛局は県の動きと撤去との関連性を否定し、「オイルフェンスは今後の作業で必要な場所に再び設置する」としている。

 アンカーの撤去作業に対し、船に乗ったヘリ基地反対協のメンバーは「県の調査を前にした証拠隠滅は恥ずべき行為だ。殺されたサンゴも元には戻らない」と抗議した。

 一方、県警はキャンプ・シュワブゲート前で市民1人を公務執行妨害の疑いで逮捕した。昨年7月から始まった抗議行動での逮捕者は2人目。