「おくなわの観光・物産と芸能フェア」2日目の14日、高校進学で島を離れる「15の春」を語るトークイベントがあった。北大東島出身の知花鴻汰さん(18)と粟国島出身の宮里杏奈さん(18)は、親元を離れて感じる親のありがたみを話し、南大東島に住む川満廣司さん(51)は巣立っていくわが子にエールを送った。

離島から本島へ進学した時の悩みを話し合ったトークセッション=14日午前、那覇市久茂地のタイムスギャラリー

 知花さんは3年間、那覇市内の高校で寮生活を送った。「最初は島から出られると喜んだが、ホームシックになりきつかった」と振り返る。4月から東京の専門学校に進む。「県外に出ても心が折れないように頑張りたい」と話した。

 宮里さんは「沖縄本島の人の考え方や価値観の違いに戸惑ったが、周りの友人に恵まれた」と言う。4月から県内短大に進学する。後輩には「人の多い所では不安や悩みがあるが、離島出身に誇りを持ち、自ら進んで声をかければ、見える世界がある」と励ました。

 子どもが5人いる川満さんは、末っ子が「15の春」を迎える。「島の『開拓精神』を持ってほしい」と期待する。県が寄宿舎として整備する施設について「離島の子が情報交換できる場になってほしい」と話した。