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  • 最低制限価格と落札差が近接していた
  • 差額1%以下の工事が11件もあった
  • 癒着、企業努力の両方の見方がある

 【うるま】うるま市教育委員会が2013年度と14年度に発注した5千万円以上で落札された工事16件のうち、最低制限価格と落札額との差が1万円以内だった工事は、4件あったことが沖縄タイムスの調べで分かった。最低制限価格に対して、差額が1%以下だった工事は11件あった。業界からは「努力をしても、最低制限価格を知っている人にはなかなか勝てない」との不満もきこえる。

うるま市教育委員会が発注した工事(落札額が5千万円以上)

 工事の種類によっては、「公表される単価を参考にかなりの精度で算出できる」とする業者がいる一方、「たまたま近い値になった。最低制限価格に近づけるのは難しい」と指摘する業者もいる。

 11日に逮捕された男が役員を務めた会社が落札した工事の差額は5千円だった。

 また、5千万円以下でも、最低制限価格と同額で落札された解体工事もある。この業者は「解体工事を一手に引き受ける業者の見積もりを参考に出した。県が公表する単価を参考にかなりの精度で算出できる」と説明している。

 別の建設会社では「専用ソフトで独自にはじき出している。精度が高いので一致しても不思議ではない」。一方、13年度に落札した業者は「うるま市が合併して8年かかって初めて市の工事を落札した。努力しても、最低制限価格を知っている人たちには、なかなか勝てない」と不満を漏らす。「以前からうわさがあり、本当だったんだなという感じ。もっと早く発覚してほしかった」と話した。