【名護】新基地建設に向けた海上作業が進む名護市大浦湾で15日、帆かけサバニの愛好家ら14人が2隻のサバニを航行させ、悠々と〝海上散歩〟を楽しんだ。天気にも恵まれ、海底まで見える澄んだ美しい海を満喫。呼びかけ人の1人は「大浦湾はサバニの似合う美しい海。昔から親しまれてきた風景を見てほしい」と話していた。

大浦湾を航行する帆かけサバニと警戒しに来た巡視船=15日午前10時半ごろ、名護市大浦湾

 大浦湾では連日、沖縄防衛局による15―45トンのコンクリートブロックが投下されてサンゴがつぶされたり、基地建設に抗議する市民らが海上保安庁の職員に拘束され、けが人も出ている。

 日ごろ緊迫した状況が続いているが、メンバーは「本来はのんびりと、きれいな自然が広がる豊かな海。アピールしたい」と説明。制限区域内を航行中、巡視船6隻に取り囲まれたほか、フロート(浮具)近くを航行中に海上保安庁のゴムボート5隻が警告するため、近づいた。

 米軍キャンプ・シュワブゲート前では7時過ぎ、座り込みを続ける市民と機動隊が小競り合いがあったが、けが人や逮捕者は出ていない。午前11時半現在、海上作業の様子は確認されていない。