【名護】沖縄県立北部病院(知念清治院長)の外科医師が留学のために1人欠員し、8月1日から同病院での外来受け付けが週4回から3回に減ることが7日までに分かった。外科スタッフが4人から3人になって手が回らず、今後、中南部の医療機関に重傷患者が搬送される可能性もある。夜間救急は週3回、協力要請を受けた北部地区医師会病院で受け入れてもらうことになった。

(資料写真)沖縄県立北部病院

 北部病院によると8月以降、日中の外来受け付けが現在の週4日から月、水、金の3日に変わる。外科は午後5時~翌朝8時の夜間救急時が最も忙しいが、3人のスタッフで毎日の当直ローテーションを組むのは難しいため、火、木、日を医師会病院で受け入れてもらう。

 久貝忠男副院長は「これまで4人でどうにか維持していたが、3人となると医師の体が持たない」と説明。研修医2人も勤務するがまだ当直を任せられず、実質3人体制というのが現状と明かした。

 また、久貝副院長は解消策として「救急医の充足か、外科医の補充しかない」と訴える。県内各病院に中堅クラス以上の外科医派遣を求めているが、現時点で協力を得られていない。

 協力要請を受けた医師会病院は救急患者の増加に備え、夜間の外科スタッフを2人体制にする予定。諸喜田林院長は「常態化すると困るが、当面は可能な限り協力したい」と話した。

 一刻を争う手術もある外科は病院の“背骨”とも言われるが根本的解消の見通しは立たず、北部の医療関係者は危機感を募らせている。