昨季10位からの巻き返しへ試行錯誤が続く。J1名古屋。就任2年目の西野監督は「さびを落として磨いている段階。足りなかったレギュラー陣を脅かす変化が必要」と冷静に語った。

J1川崎との練習試合で競り合うJ1名古屋のFW永井(11)=11日、南風原町

 ベースになっているのは昨季の戦い方だ。J2降格危機もちらついたが、シーズン後半はFW永井の快足を軸にしたカウンター攻撃が効果を発揮した。指揮官は「強みを生かす。精度を上げる」と継続的な強化を図ってきた。

 11日のJ1川崎との練習試合では完全に主導権を握られて2-3で敗れた。カウンター一辺倒では苦しく、J1清水から移籍してきた新戦力のFWノバコビッチや昨季加入したMFレアンドロドミンゲスと、周囲との呼吸が合わなかった。個人能力の高い外国選手2人を、攻守で組織に落とし込むには時間がかかりそうだ。ノバコビッチとFW川又との2トップも試している。

 選手も修正の必要性を強く感じているようだ。昨年、日本代表に初選出されたMF田口泰士は「もっと自分たちからアクションを起こさないと。(自分が)しっかりリズムをつくりたい」と意欲的だった。永井は「課題が見えたし、修正すればいい。チームを引っ張る責任がある」と気概を示した。