【宮古島】宮古島市上野の野原集落に伝わる伝統祭祀(さいし)「サティパロウ」(里払い)が18日、あった。来訪神「パーントゥ」に扮(ふん)した少年を中心に子どもや女性たち約20人が集落内を練り歩き、厄払いした。

仮面を付けた少年を中心に、集落内を練り歩くサティパロウの参加者=18日午後、宮古島市上野野原

 サティパロウは市平良島尻に伝わるパーントゥと共に国の重要無形民俗文化財に指定されている。旧暦12月の最後の丑(うし)の日に執り行われる恒例行事。

 パーントゥの面を付けた少年を中心にクロツグやセンニングサといった植物のつるを身に付けた女性や子どもたちが集団で移動。太鼓の「ホーイ、ホーイ」と声を上げて歩いた。

 2年連続でパーントゥの大役を果たした伊藤琉陽(りゅうひ)君(10)は「最初は緊張したけど、途中から平気だった。来年も参加したい」。女性陣の1人、平良キネさん(77)は「参加者が少なくなっているが、集落の大切な行事。住民の安全や健康を願って歩いた」と話した。