沖縄県の大宜味中学校1年生が、大宜味村産シークヮーサーを使った酢飲料の商品開発に取り組んでいる。村学力向上推進委員会の企画で、企業と連携して村の特産品を使った商品を開発する。生徒は企画書から書き、味、商品名、パッケージを考えて来年1月ごろの商品化を目指す。

企業との商談で、商品イメージを伝える生徒たち=5日、大宜味中学校

 生徒が自分たちの地域を知り、主体性を育むことを目的に4月から始まった。村の特産品を使うことで地域活性化も目指す。

 5日は、南城市でさとうきび酢を作っている比嘉直明さんから、酢に含まれる成分や効能などについて学んだ後、商品の味やターゲット、パッケージデザインを決めるための“商談”に挑んだ。

 シークヮーサー果汁を提供するJAおきなわや、酢を作る企業、味を調える企業、パッケージデザインを担当する企業の職員と実際に話し合い、企画書を基にどんな味にしたいか、誰に売りたいか、パッケージにどんな言葉や写真を入れたいかなどを交渉した。

 また、そのままでは酸っぱくて飲みづらいシークヮーサー酢の味を調えるため、はちみつ、黒糖を入れた試作品をそれぞれ試飲。味を比べ、どちらがいいか話し合った。

 平良琉翔さん(12)は「シークヮーサーも酢も体にいいので、長寿のイメージをアピールした商品にしたい」と意気込む。照屋瑠音さん(12)は「自分たちが考えた商品がお店に並ぶのが楽しみ」、上地涼さん(12)は「大宜味の人にも、大宜味のシークヮーサーを知らない人にも飲んでほしい」と話した。

 今後も話し合いを重ね、来年1月、実際に店舗での実演販売を予定している。