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  • 新基地建設に反対する市民らに文書で指導
  • 「道路法違反」「米海兵隊からの要請」が理由
  • 従わない場合、撤去命令、行政代執行とある

 【名護】沖縄総合事務局北部国道事務所と沖縄防衛局は19日、名護市辺野古への新基地建設に反対し市民らが座り込みの抗議を続ける米軍キャンプ・シュワブゲート前のテントについて「道路法違反」「米海兵隊から要請があった」として、26日までに撤去するよう指導した。指導に従わない場合、総合事務局は撤去を命令でき、命令にも従わない場合は「行政代執行(による強制撤去)も可能だ」とした。

座り込みを続ける市民らにテント撤去を求める文書を読み上げる沖縄防衛局の職員(左から2人目)=19日午後4時15分、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ新ゲート前(花城克俊撮影)

座り込みを続ける市民らにテント撤去を求める文書を読み上げる沖縄防衛局の職員(左から2人目)=19日午後4時15分、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ新ゲート前(花城克俊撮影)

 注意書の送付先とされた沖縄平和運動センターの山城博治議長は「個人の思いで集まっており、組織ではない。受け取る立場にない」と拒否し、撤去しない考えを伝えた。

 市民らは昨年7月から座り込みをはじめ、今年1月15日からは夜間の資材搬入を警戒し24時間態勢となった。総合事務局はこれまで口頭注意していたが、文書での指導は初めて。代執行する場合は、今後「命令」「戒告」など段階を踏んで文書を出す必要がある。

 国道事務所の大城純一副所長ら5人は正午すぎと午後2時すぎにテントを訪れ「国道の区域内。これまで再三、指導しており地域から苦情も出ている」とテントやのぼり、立て看板などの撤去を求める注意書を読み上げた。午後4時すぎには防衛局の職員数人が「フェンスに取り付けられた工作物は施設・区域の安全の確保を阻害する」との理由で、海兵隊から撤去要請があったとする文書を読み上げ、約40枚を基地内からフェンスに結び付けた。

 総合事務局は、テントを朝設置し夕方撤去しているうちは「ある程度指導が守られていた」との認識を示した。「今年に入り、テントの規模が大きくなり(監視が)24時間態勢になった。火気の使用もみられ、道路の損傷も懸念される」と文書による指導に踏み切った理由を説明した。