CG制作のデジタルスタジオ・ガラパゴ(宜野湾市、工藤敏雄代表)と、情報通信業のグレート(那覇市、久貝浩也社長)は、インターネット上で、ホテルや飲食店などの内部を移動する感覚で見ることができるサービス「バーチャルビュー」を開始した。特殊なカメラで撮影した画像を合成し、室内を忠実に再現。動画のように見せる「自動再生機能」にはナレーションやBGMを入れることも可能。また、ページのアドレスをQRコードにしてメールやSNSで簡単に送ることもでき、「施設の案内やPRなど幅広いシーンで使える」としている。(政経部・島袋晋作)

バーチャルビューで那覇市内の沖縄そば店の内部を自動再生した一場面。英語の字幕やナレーションを付け、外国人観光客にアピールする

本島中部の宿泊施設内部の立面図。特殊なカメラで撮影した画像を合成し、平面図で表示することが可能

バーチャルビューで那覇市内の沖縄そば店の内部を自動再生した一場面。英語の字幕やナレーションを付け、外国人観光客にアピールする 本島中部の宿泊施設内部の立面図。特殊なカメラで撮影した画像を合成し、平面図で表示することが可能

 「自動再生機能」は、室内の雰囲気を動画仕立てで編集。これにナレーションやBGMを入れたサービスは業界初という。立面図や平面図で見せることもでき、企業などのホームページに組み込むことも可能という。

 道路や一部の施設を見ることができるサービスに、米グーグル社が提供するストリートビューがあるが、「バーチャルビュー」は、より滑らかな動きや、空間を認識しやすい品質の高さにこだわった。

 ガラパゴはこれまで、仮想現実(バーチャルリアリティー、VR)の技術を建築に応用し、設計図を基にマンションのモデルルームなどを表現するシステムの開発を手掛けてきた実績がある。

 今回のサービスは県内で増加するインバウンド(訪日外国人客)に、沖縄の観光関連施設の魅力をダイレクトに伝えたい、との思いで考案。5月から営業を開始し、県内飲食店や宿泊施設などから引き合いがあるという。

 久貝社長は「視覚だけでなく、英語のナレーションやBGMも入れることで、より行ってみたいと思わせるような中身に仕立てた。沖縄の観光、経済に貢献できるサービスになるのでは」と胸を張る。

 一級建築士の資格を持つ工藤代表も「建物だけでなく、今後は大きな施設や観光地への移動など、利用場面を増やしていきたい」と語った。

 撮影から公開まで約10日で納品が可能で、費用は10万円から。

 問い合わせは久貝社長。電話080(1753)7878。

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