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  • 中心市街地の活性化案として市長に提案された
  • 気兼ねなく使えるトイレあれば買い物客も増える
  • 公設市場の空き小間の営業条件緩和も要望

 【那覇】那覇市長が街に出て直接市民と対話す「飛びだせ! 市長室」が10日、市牧志のなは商人塾であり、中心市街地の課題と活性化のアイデアなどについて商店街や通り会関係者と意見交換した。

商店街の活性化について意見交換する城間幹子那覇市長と商店街関係者ら=10日、市牧志のなは商人塾

 活性化に取り組む関係者からの意見で多かったのは、安心して気軽に利用できるトイレの設置と牧志公設市場の空き小間の利用について。トイレについては「トイレを探し回っている子ども連れのお客さんを良く見ることがある」「高齢者の場合、2階、3階にあるトイレの利用は大変だ」などの現状報告があり、「気兼ねなく利用できるトイレを設置することで、安心して商店街で買い物ができる。飲食店の利用者も増える」などと訴えた。

 空き小間の課題は「店を開く条件として那覇市民であることや年齢制限があることがネックになっている」と説明し、市に対して条件緩和を求めた。

 また現状として、アーケードの天井部分が台風など壊れるなど、防災面などから「通行人の安全確保のために市の協力も必要」。路地などに店を開く若者が増えてきているものの「通り会に加盟する人が少なくなっている」などの説明があった。

 参加した那覇市中心商店街連合会の上原正敏会長は「観光客が増えている中で、それに伴う課題も出てきている。今後も13の通り会の話を耳を傾けてほしい」。一般社団法人なは市場振興会の新里俊一理事長は、活性化について牧志公設市場の屋上の利用などを提案した上で「無い施設よりも、今ある施設を利用させてほしい。市に任せきりではなく、我々も自主財源の事業をおこして楽しいマチグァーをつくりたい」と訴えた。

 市長に就任して初めて参加した城間幹子市長は「トイレをどこにいつ作るかなど、個別具体的なことは内部でも話し合いをしたい。難しい宿題もあるが、この会をスタートに意見交換を続け、道を見つけていきたい」と話した。