認知症当事者の自分らしく生きるという願いを尊重するオーストラリア発祥のケア「ダイバージョナルセラピー(DT)」の国内普及を目指すNPO代表の芹澤隆子さんが20日、豊見城市内で講演した。芹澤さんは「認知症ケアの一番のポイントは、その人が楽しめるようにすること」と述べ、不安の原因となる退屈や孤立、孤独をどう解決するかを介護者が考えることが大切だと強調した。

「認知症を伴う人に、最後まで自分らしく、普通の生活を続けてほしい」と語る芹澤隆子さん=20日午後、豊見城市立中央公民館

 県グループホーム連絡会(嘉数世利子会長)が主催し、会員ら約200人が参加。DTのプログラムを実践した。

 芹澤さんはNPO法人日本ダイバージョナルセラピー協会理事長。1970年代にオーストラリアで始まったDTは現在、終末期や精神科でのケアにも広がっているという。