名護市辺野古沖の警備について、海上保安庁による全国メディアへの個別説明会は、地元2紙の「誤報」や「背景説明」に力点が置かれた。

 同庁政策評価広報室によると、説明会で取り上げた記事は沖縄タイムス1本と琉球新報4本の計5本。記事と合わせて作成した資料では、市民と海上保安官の衝突の際の海上作業と場所、制限区域を地図上で示していた。

 広報室は1月21日付の琉球新報の海上保安官の馬乗り写真について「海中転落を防ぐため」と指摘。海上抗議でけが人が出ている箇所はマーカーでチェックし「このような事実は確認されてない」と説明した。

 1月31日付の琉球新報の「海保、パドル奪う」とする記事に、広報室は「カヌーを区域から出すために取り上げた」と説明。

 今月3日付の沖縄タイムス、琉球新報両紙に掲載されたカヌー隊の沖合放置を伝える記事については「うねりも高くなく、彼らがいつも航行している場所。反対派の船の到着を待って解放した」と釈明した。

 さらに、12日付の琉球新報の「海保、船長の胸ぐらつかむ」と伝える写真については「船が制限区域内に進入したため、強制停止させた」と話していた。