沖縄の基地問題や社会的批判意識を持つポップな作風で知られる戦後沖縄の美術家、真喜志勉(まきし・つとむ)さんが、20日午後7時25分、肺がんのため浦添市内の病院で死去した。73歳。那覇市出身。通夜は21日午後5時から、葬儀・告別式は未定。喪主は妻民子(たみこ)さん。建築家の真喜志好一さんは弟。

真喜志勉さん

 1963年に多摩美術大学洋画科を卒業。70年代に渡米し現代美術に触れた。95年に沖縄タイムス芸術選賞大賞。米軍支配や基地問題など戦後沖縄の社会状況を、自由奔放で洒脱(しゃだつ)なセンスとポップ・アート的な手法を織り交ぜて作品化。戦後沖縄美術で独自の作風を築いた。トム・マックスの愛称で親しまれ、絵画教室「ペントハウス」を主宰するなど、後進の育成にも力を注いだ。