【南風原】本年度いっぱいで廃止される南風原高校体育コースの3年生男女29人が4日から3日間、伝統の卒業記念駅伝を行った。国頭村辺戸岬から糸満、そして知念半島を回って学校にゴールする約170キロで、一本のたすきをリレー。完走後、感極まって顔を上げられない男子もおり、1~3年生や教員が拍手を送った。

南風原高校体育コースの最後の卒業記念駅伝で、ゴール後、涙で感謝を述べる3年生ら=6日、同校

 生徒たちは2人1組で1~4キロを走り、初日は名護市許田、2日目は糸満市阿波根でゴール。3日目は八重瀬町から南城市奥武入り口に向かい、ニライ・カナイ橋を上り、新里坂(びら)の急勾配を下った。学校では在校生が歓声を上げる中、中庭まで歩いて進んだ。

 ホームルーム長の山里雄梧君は「体育コースはなくなるけど、この仲間たちと3年間を過ごせて最高でした」と、涙をこらえながら全校生徒にあいさつ。最終日、22キロを走った諸見一彰君は「駅伝を支えてくれたみんなに感謝している」と式典後に話した。

 担任の大城由美子さん(41)は「クラスの絆がさらに深まったと思う。体育コース卒業生であることを誇りに、自分の信じた道を進んでほしい」とエールを送った。駅伝は同コース3年生が1997年から続けてきた行事という。