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- 来年3月の配備完了に向け追い風になった
- 推進派の外間町長は協力姿勢をさらに強める構え
- 市町村による自衛隊誘致は沖縄で初めてとなる
【与那国】陸上自衛隊沿岸監視部隊配備の是非を問う与那国町の住民投票は22日投開票され、賛成632票が、反対445票を187票上回った。当日有権者数は1276人、投票者総数は1094人で投票率は85・74%。有効投票総数は1077票で、賛成票が過半数の58・7%を占めた。
今回の結果を受け、推進派の外間守吉町長は協力姿勢をさらに強める構えだ。沖縄防衛局は昨年5月に造成工事に着手しており、来年3月の配備完了に向け、追い風になる。
県内では米軍基地をめぐり、1996年県民投票、97年名護市民投票が実施されている。今回は自衛隊配備に関する住民投票だが、基地建設に前向きな意思が示されるのは初めて。県内で市町村が誘致する自衛隊配備も初めてになる。