【東京】与那国島への陸上自衛隊配備の賛否を問う住民投票で、賛成票が上回った結果を受けて、中谷元防衛相は22日、「自衛隊沿岸監視部隊の開設を支持、賛成して頂いたことをうれしく心強く思う」とするコメントを発表した。

 コメントでは「我が国土国民を守るため、地域の平和と安全、災害対応等のためにも部隊配置は極めて意義深く重要」とし、2015年度末の配備完了に向けて「計画通り進めていくが、ご協力と地域と自衛隊の一層の連携をお願いする」としている。

 一方、防衛省内には安堵(あんど)と同時に「反対する住民がいることには変わりなく、理解を求め続けなければならない」と、慎重な意見も聞かれた。同省関係者は「賛成派が多かったとはいえ、強気にはなれない。賛成派を裏切らずに、反対派の理解を得て進めていくことが避けられない」と駐屯する隊員やその家族の生活と、安定的な部隊の維持を考え、できるだけ多くの地元理解が不可欠だと指摘した。