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  • ブドウ糖に分解されにくい性質のでんぷんを多く含む米
  • OISTなどの共同研究。2016年度中の品種登録を目指す
  • 沖縄産もち米と交配させた6品種で収穫増を図っている

 【名護】糖や脂肪の吸収を遅らせ、生活習慣病の予防につながる「難消化米」の県産品種の開発に取り組む沖縄科学技術大学院大学(OIST)などの共同研究グループは26日、開発中の苗の試験栽培を始めた。プロジェクトコーディネーターの山田真久理学博士は、収穫が成功すれば2016年度中の品種登録を目指すとし、「県内の農家に作ってもらい競争力を高め、収益を上げる仕組みにつなげたい」と話している。

「難消化米」の県産品種開発中の苗を植える県農業研究センター名護支所の職員ら=26日、名護市名護・同支所

 難消化米は約30年前に九州大学の佐藤光特命教授が開発。米などの炭水化物に含まれるブドウ糖の過剰摂取は生活習慣病の原因の一つだが、難消化米はブドウ糖に分解されにくい性質のでんぷんを多く含んでいる。

 県内で栽培しても本土と比べて気温が高く収穫量が半減するため、今回は県産のもち米と交配させた品種の苗6千本を同日、県農業研究センター名護支所に田植えした。15年度中に2度収穫して、同センターが県内栽培に適するかを評価する。