【名護】障がい者の就労支援の福祉事業所で生産した葉野菜を企画・販売する「ひろと屋」(名護市・濱畑直哉代表)は26日、福祉事業所「エスペレ」の植物工場で、秋田県立大学の特許技術を活用した「低カリウムレタス」の栽培、商品化に成功したと発表した。同レタスの県産は初めてで、従来のレタスよりカリウム含有量が70%以上カットされているという。

低カリウムレタスの栽培、商品化に成功したと発表した「ひろと屋」の濱畑直哉代表(左から2人目)ら=26日、名護市大東・エスペレ

 エスペレの植物工場で昨年7月から栽培を始め、12月に成功。年間約1・3トンの生産が可能という。濱畑社長は、生野菜はカリウムが多く含まれ、腎臓に障がいのある人は食べられなかったが、低カリウム化で安心して食べてもらえるとPR。「甘みがあり、子どもにも食べやすい」として、県内の大手スーパーなどに販路を開拓する予定だ。

 一方、国内と台湾の旅行先で人工透析が受けられるよう患者をサポートする「旅行透析」(宮古島市、池間真吾社長)は、6月から台湾の患者の団体ツアーを開始し、同レタスを食べる機会を設けたいと強調。自身も透析患者の池間社長は「県内で透析が受けられる病院のほか、ホテルや飲食店への納品にも努めていきたい」と話している。