【名護】名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は27日、キャンプ・シュワブ沿岸の海底ボーリング調査に向け、資材を運搬するなどの準備を進めた。県は岩礁破砕の許可区域外で海底の状況を調査するため、一部作業の停止を指示しているが、許可区域内でのボーリング調査に影響はなく、防衛局は作業している。

キャンプ・シュワブ沿岸に停泊する作業船の上で、ボーリング用資材の組み立てが始まった=27日午後4時8分、名護市の大浦湾(伊藤桃子撮影)

 シュワブ沿岸で停泊する台船に積んだパイプの束や柵、ワイヤなどを大型作業船のクレーンで作業船上へ移動させた。午後3時半ごろには、掘削作業で使うとみられる三角形の鉄柵と四角形の鉄柵を作業員が溶接でつなぎ合わせていた。

 船やカヌーで海に出た抗議の市民らは、海上保安庁のゴムボートや船に囲まれて現場海域に近づけず、遠くから「クレーンで何かをつるしている」「何の作業か」と様子をうかがった。

 シュワブゲート前の市民らの抗議活動は236日目。北部国道事務所から通告されていたテント撤去の期限が26日までだったこともあり、市民らは「行政代執行があるのではないか」と警戒を強めている。