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  • 浮標のアンカーとして沈めた大型ブロックへの認識が分かれている
  • 県=45トンのアンカーは重しの範囲を逸脱。事前調整もなかった
  • 菅氏=県の漁業調整規則を踏まえ十分調整した。調査は一方的だ

 【東京】菅義偉官房長官は27日の会見で、名護市辺野古の新基地建設作業で沖縄防衛局が浮標のアンカーとして海中に沈めた大型ブロックが一般的な重しの範囲を逸脱しているとした県の指摘に対し「この期に及びアンカーの大きさなどを指摘すること自体、遺憾だ」と述べ、不快感を示した。一方、県幹部は「防衛局が設置したのはアンカーといえず、コンクリート製構造物だ。『この期に及んで』と言われても県は設置に際して事前調整があったとは認識していない」と反論している。

菅義偉官房長官

 菅氏は、アンカー設置について「県と防衛省で県漁業調整規則などを踏まえ、十分な調整を行った上で実施している」と正当性を主張。「今後もボーリング調査などの作業は環境保全に万全を尽くしながら進めたい」と述べ、作業の継続を明言した。

 県によると、防衛局が沈めたアンカーは最大で45トンに達している。

 県は、岩礁破砕許可で認めた重しは一般船舶の碇(いかり)などの規模を想定しており、45トン規模はその範囲を逸脱しているとして問題視。県が26日にシュワブ海域の臨時制限区域外で調査したところ、1地点でブロックの下でサンゴが割れているのを確認した。

 菅氏は26日の会見で、県の調査に対しても「一方的に調査を開始したことは極めて遺憾だ」と批判していた。