那覇市牧志の那覇セントラルホテルを経営する「まえたか」(中村聡代表取締役社長)が同敷地内に新たに宿泊施設を増築し、2016年秋にリニューアルオープンすることが3日、分かった。増築に伴い、現在の建物の一部を改修する。円安で国内旅行に回帰する日本人旅行者と格安航空会社(LCC)就航による外国人旅行者の増加を見込み、商業施設の開設など国際通りの再開発に合わせた増改築で経営基盤の拡大を図る。(久高愛)

改築後の本館(右)と新館の外観イメージ図(まえたか提供)

那覇セントラルホテルの場所

改築後の本館(右)と新館の外観イメージ図(まえたか提供) 那覇セントラルホテルの場所

 新館の延べ床面積は3914平方メートル、8階建て。客室数は94部屋で広さは約23平方メートルになる。営業中の本館の延べ床面積は3703平方メートルで9階建て、客室は106部屋。客室数は新館と合わせて現在の約2倍になる。新館の客室の広さも本館の約17平方メートルから広くなった。

 客室数の倍増で、これまで対応できなかった団体の外国人旅行者の受け入れや、併設する温泉施設「りっかりっか湯」の利用客増加の相乗効果を期待する。現在の宿泊単価が約7千円だが、新館は8千円程度を見込んでいる。

 新館には長期滞在の宿泊客を対象に、キッチンやレンジなどの設備を備えた部屋を20室用意する。月決め賃貸マンションのような特性を持ちながら、朝食やクリーニング、コンシェルジュサービスといったホテル独自の機能を生かせるのが特徴だ。本館はラウンジなどの施設は残しながら入り口部分を改装する。出入りができなかった庭を活用し、ガーデンパーティーができるよう整備する。本館の外壁塗装やクロス張り替えなどの改修工事も順次行う。