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  • 岩礁破砕許可が出された区域の境界線付近の海底に設置した
  • 区域外に設置した場合、知事は破砕許可を取り消す考えも
  • ブロックはフロート固定の重しとみられ、追加される見込み

 【名護】名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は5日、新たに2個の大型コンクリートブロックを米軍キャンプ・シュワブ沖の海底に設置した。2月に翁長雄志知事が建設に向けた作業の一部停止を指示して以降、大型ブロックの設置は初めて。設置場所は、県がブロック新設停止などを指示した岩礁破砕許可区域外に入っている可能性もあり、新基地建設に反対する市民らは激しく反発した。

市民らが抗議する中、新たに海中に投入される大型コンクリートブロック(左奥)=5日正午ごろ、名護市・大浦湾上

 設置されたのは破砕許可区域の北東側境界線付近。近くでは追加のボーリング調査が計画されており、その際に展開するフロート(浮具)などを固定するため、アンカー代わりの重しとして置かれたとみられる。ブロックはさらに数個設置される可能性がある。

 翁長知事は先月、許可区域外に設置されたブロックがサンゴ礁を破壊した可能性が高いとして、昨年8月に岩礁破砕を許可した際の条件に基づき、沖縄防衛局に許可区域外でのブロック新設・移動の停止などを指示した。知事は、指示に従わない場合、許可を取り消す考えも示している。

 許可区域内での設置や移動は停止対象ではないが、知事は1月には辺野古埋め立て承認の検証が終わるまで区域を問わず工事を自粛するよう求めていた。

 新基地建設に反対する市民らは「明らかに区域外への設置だ」などとして反発し、海上で激しい抗議行動を繰り返した。市民が作業船に近づくのを阻止しようとした海上保安庁との間で小競り合いとなり、海保のゴムボートに一時拘束される市民が続出した。