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  • 日本・台湾漁業協定対象水域での次年度操業ルールの交渉が決着
  • 昼夜交代で操業する水域の拡大など一定の譲歩を引き出した
  • 強く求めていた「全水域で船の間隔を離すルール」は認められず

 日台漁業協定対象水域での次年度の操業ルールを決めるために都内で開かれていた日台漁業委員会は7日未明、日台で昼夜交代で操業する八重山北方の三角水域を北東側に拡大し、同様の水域を与那国島の北方に新たに設置することで合意、ルール策定をめぐる交渉が決着した。昼夜交代の操業水域拡大で台湾から一定の譲歩を引き出したものの、日本側が強く求めていた漁船の間隔を4カイリ離す操業ルールの全水域適用は認められなかった。

操業ルールの適用水域

 八重山北方の三角水域を含む逆三角形の水域のうち、東経124度以東、東経123度以西の2カ所を、日台が昼と夜の1日2交代制で操業する水域として新たに設定。適用期間はことし4月1日~7月末までとする。

 久米島西方の特別協力水域は昨年同様、北緯26度から北側で日本、南側で台湾の操業ルールを適用する。北側の水域の一部西側で、台湾船の夜間操業を認める項目が加わった。南側の水域の東側一部では、台湾船が日本の小型船に配慮して操業する。期間は5月1日~7月末まで。

 他の水域では日台がそれぞれの漁法で操業できる。

 4日は漁業者間交渉、5日は政府間の予備交渉で協議したが、意見がまとまらずに終了。6日の日台漁業委員会でも議論を重ね、7日未明に閉会した。

 合意について、翁長雄志知事は「沖縄県内漁業者の意向を入れた内容で見直され、台湾漁船とのトラブルに遭うリスクが減り、安心して操業できる機会が増すものと考えている」とコメントを発表した。(新垣卓也)