2014年に沖縄県内から海外へ輸出された食料品と飲料の輸出額が前年比9%増の14億5400万円で過去最高となったことが9日、分かった。高級食材として香港に出荷しているナマコが、資源管理の一環で一部禁漁になったため減少したが、ビールや牛肉・豚肉が増加し、全体を押し上げた。

食料品と飲料の沖縄からの輸出額

 同日の沖縄地域農林水産物等輸出促進協議会で、沖縄総合事務局が報告した。輸出額は、沖縄地区税関の資料を基に同事務局が過去6年分を作成。沖縄漁船が南洋諸島沖で水揚げし、グアムを経由して日本に再輸入されるクロマグロなどを差し引き、県内からの輸出額が分かりやすいようにした。

 「飲料」は41・9%増の4億4300万円。ビールが37%増の2億7600万円とけん引した。台湾や香港、シンガポールなどの輸出が増えた。泡盛は41%減の500万円だった。

 「肉類および同調製品」は1億5200万円で74・7%伸びた。牛肉が2倍増の8100万円。全体の9割を占める香港向けが大きく伸びた。豚肉は47・7%増の5700万円で全て香港に輸出。

 同事務局は、牛肉の増加要因は県産牛を扱う飲食店が香港で増えていることが要因としている。豚肉は、13年から香港で稼働している県の冷凍施設が活用され伸びたと分析した。