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  • 辺野古の環境監視等委の資料を沖縄防衛局が書き換えてHPで公表
  • 防衛省は仮設桟橋・岸壁が3本から1本に書き換えたことを認めた
  • 防衛省は「最新版の計画。改ざんや隠蔽の意図はない」と釈明

 名護市辺野古の新基地建設に伴い沖縄防衛局が設置した環境監視等委員会(委員長・中村由行横浜国立大大学院教授)の会合で各委員に配られた非公開の資料の一部を、防衛局が内容を書き換えて公表したことが9日、沖縄タイムスの調べで分かった。昨年6月20日の第2回会合で配られた資料で3本と明記された辺野古沿岸部に造る仮設桟橋・岸壁の本数が、防衛局が同日ホームページ(HP)で公表した同じ資料では1本に改ざんされていた。(西江昭吾、篠原知恵)

2014年6月の第2回環境監視委で、沖縄防衛局が委員に配布した図面。仮設岸壁・桟橋の計3本が記載されていた

9日に防衛局が「2014年6月20日」の第2回環境監視委の配布資料としてホームページで公表した図面。橋は仮設桟橋(仮設岸壁)1本に変更されている

2014年6月の第2回環境監視委で、沖縄防衛局が委員に配布した図面。仮設岸壁・桟橋の計3本が記載されていた 9日に防衛局が「2014年6月20日」の第2回環境監視委の配布資料としてホームページで公表した図面。橋は仮設桟橋(仮設岸壁)1本に変更されている

 仮設桟橋の施工手順に関し、HPの公表資料は、昨年6月時点にはない、桟橋撤去が容易な「根固め用袋材」を使うと記している。

 防衛省は本紙の取材に「昨年6月20日段階は、環境負荷が考えられる最大の案について委員会に諮った。その後予算の都合上、必要最小限しか実施しないことになり、最新版の計画を公表した」と書き換えを認めた。「HPに載せる以上は、無用の混乱を招かないよう現在の計画がいいと判断した。改ざんや隠蔽(いんぺい)の意図はない」と釈明した。

 委員側に図面差し替えをメールなどで伝えたとしたが、把握していない委員がいることについて「伝え方が足りない部分があった」とした。会合は非公開で、昨年6月に配られた資料は本紙が独自に入手した。