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  • 県は環境監視等委員会に配付した資料の提供を求めていた
  • 防衛局は書き換えの説明はせずに、県に資料を提出した
  • 防衛省は「公表にあたり、訂正も併せて記載すべきだった」

 名護市辺野古の新基地建設に伴い沖縄防衛局が設置した環境監視等委員会への配布資料を同局が一部書き換えて公開した問題で、同局が県に提出していた資料も3本の仮設桟橋・岸壁を1本に改ざんした内容であったことが10日、明らかになった。県に変更の説明はなかった。中谷元・防衛相は同日の閣議後会見で「今後は適切に対処したい」と釈明。同日の衆院予算委員会分科会でも政府は説明に追われた。

(右)2014年6月の第2回環境監視委で、沖縄防衛局が委員に配布した図面。仮設岸壁・桟橋の計3本が記載されていた(左)9日に防衛局が「2014年6月20日」の第2回環境監視委の配布資料としてホームページで公表した図面。橋は仮設桟橋(仮設岸壁)1本に変更されている

 説明なく一部書き換えられた資料を提供されたことについて、県側は「委員にもしっかり説明すべきだったのではないか」と指摘。同局へ事実関係照会の必要性もあるとして、提供資料を詳しく確認する考えだ。

 沖縄防衛局が9日にホームページ上に公表した環境監視等委員会への配布資料と議事録について、県はことし2月、2回にわたって提供を要請。今月6日、同局から文書で受理した。中谷防衛相は10日の会見で「専門家の方々に配慮が欠ける部分があったかもしれない」と、不手際を認めた。

 同日の衆院予算委員会の分科会でも赤嶺政賢衆院議員(共産)の指摘に対し、防衛省地方協力局の山本達夫次長は「委員会の信頼性に疑義を与えたり、県民に誤解を与えたとすれば本意ではない。公表にあたり、訂正も併せて記載すべきだった」と、対応のまずさを認め、改善する必要があるとの考えを示した。