8月6日投開票の沖縄県与那国町長選で、革新系支持母体「与那国改革会議」が候補者擁立を断念したことが25日までに分かった。告示まで1週間を切る中、これまでに4期目を目指す現職の外間守吉氏(67)=自民公認、公明推薦=と、前議長で保守系新人の糸数健一氏(63)が立候補を表明しており、保守分裂の一騎打ちが確定的になった。

2016年3月に発足した自衛隊の「与那国沿岸監視隊」

 関係者によると保守分裂を好機と捉え最後まで擁立を求める声もあったが、「勝てない」との意見が大勢となり、まとまらなかった。今月10日には同会議議長の崎原正吉氏が責任を取り辞任したという。選考委員会は立ち上がっていない。

 これまでの町長選では陸自配備を主な争点に保革一騎打ちの構図が続いていた。だが、昨年3月の駐屯地開設で自衛隊は「もう争点にならない」(関係者)とされ、自衛隊関係者の増加で革新側に「勝算は薄い」との見方も広がっていた。

 有権者数は2013年8月の前回町長選で1128人だったのが、陸自配備に伴い1370人(6月1日現在)に増加。そのうち約15%に当たる200票余りが「自衛隊票」とされる。