米軍普天間飛行場返還に伴う名護市辺野古の新基地建設で、防衛省は週内にも海底ボーリング調査の掘削を再開する。昨年9月以来、6カ月ぶり。翁長雄志県政になってからは初めて。業務計画書では風速10メートル以上、波高1メートル以上、視界1キロ以下の場合は作業を中止することになっており、再開時期を見極めている。

 キャンプ・シュワブ沿岸部で、10日までに設置した2隻のスパット台船を使い、水深3メートル以上の12地点を掘削する。地盤の強度などを調べ、埋め立て設計に反映する。関係者によると、1地点で2~4日間かかるため、調査完了は来月までずれ込む見通しという。

 工程表では調査完了後に、資料整理や報告書の作成に1カ月近く必要。調査の履行期限は昨年11月末から今月末に延長したが、政府は再延長の可能性が高いとみている。300メートル規模の仮設岸壁の建設作業にも近く着手する。