故大田昌秀元沖縄県知事の県民葬が26日午後2時から、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟で開かれた。県民葬は1997年の屋良朝苗初代知事、2001年の西銘順治元知事以来、3度目の開催となる。江上能義琉大名誉教授(政治学)は「基地と向かい合った知事をしのぶ、沖縄アイデンティティーの発露の場。他県にはないセレモニー」と解説する。

沖縄の本土復帰に尽力した初代県知事の屋良朝苗氏の県民葬=1997年4月

 江上さんは「県知事の最重要課題は基地の整理縮小。日米政府の壁に苦しみ、実践した知事には保革問わず県民から哀悼がささげられる」と語る。

 「大田さんは代理署名訴訟など、全国で初めて政府と真正面から闘った知事。地方分権の先頭を行き、『地方が国に物申してもいい』という大きな功績をつくった」とたたえた。