【石垣】東日本大震災犠牲者追悼・復興祈念式(石垣市主催)が11日、同市の新栄公園で開かれ、参加者は黙とうし、復興を願って風船を大空に飛ばした。

被災地の復興を願い、風船を飛ばす園児ら=石垣市新栄町、新栄公園

 石垣混声合唱団と園児約200人は震災復興支援ソング「花は咲く」を合唱。岩手県と民間交流を続ける「石垣・岩手かけはし交流協会」の高木健会長が「震災の教訓と助け合う心を忘れず、多くの人の願いを東北に届けよう」と呼び掛けた。参加者は震災発生時刻の午後2時46分に黙とうをささげ、公園内の「世界平和の鐘」を突き、犠牲者の冥福を祈った。

 福島県郡山市から石垣市に移住した小林忠雄さん(77)、幸子さん(75)夫妻も式に参加。忠雄さんは「揺れで洗濯板のようにゆがんだ道を必死で避難した。半壊した家を処分するお金もなく、最近は毎日、そのことを考えている」と故郷に残した震災の爪痕に気をもんでいた。