歌舞伎俳優の市川海老蔵さんの特別公演「源氏物語」が11日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター劇場棟であった。琉球放送(RBC)の創立60周年を記念する昼・夜公演は、いずれも完売となり、人気の高さを示した。

市川海老蔵特別公演「源氏物語」で、光の君を演じる海老蔵さん(左)=11日午後、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター劇場棟

 物語は海老蔵さんが演じる光の君の恋模様と心の闇を描く。東西の古典芸能を融合した演出や、日本の四季を感じさせる舞台美術も観客を魅了した。

 沖縄芝居や琉舞をよく見るという那覇市の平良清安さん(85)は「日本の伝統文化を興味深く見た」。30代の伊佐若恵さんは「源氏物語が好きで来た。能やオペラとのコラボレーションが素晴らしい」と満足した様子だった。

 重要無形文化財「琉球舞踊」保存会の玉城節子会長も「ときめきました」とにこやか。「洋楽の男性の高い歌声が心情をよく表していた」とジャンルをまたいだ創作をたたえた。