サトウキビの糖蜜から作るバイオエタノールを約10%混ぜ、国内では沖縄だけで販売されているエコガソリン「E10」の2014年度の販売量が、前年度の28倍の115・4キロリットルに上る見通しとなったことが12日分かった。沖縄バイオ燃料事業推進協議会(委員長・安里昌利県経営者協会会長)が同日、那覇市内で開いた会合で報告した。

 県内での「E10」の販売は13年8月に始まり、同年度に売れたのは4・2キロリットルだった。協議会は14年度、取り扱うガソリンスタンドの数を24カ所増やして目標通り計30とした。給油した車の台数も14年度は月ごとに増え、前年度の28倍の5596台となる見込みだ。

 現在、バイオエタノール向けの沖縄産糖蜜のほぼすべてが、混合率約3%のガソリン「E3」の製造に使われている。このため「E10」の原料の糖蜜の大半はブラジルから輸入している。協議会事務局は「今後はE10にもっと沖縄産糖蜜を使えるように普及を進め、各界に働き掛けたい」としている。