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  • 翁長知事は検証結果が出るまで中断を求めていたが、強行した
  • 掘削調査に使う300メートル規模の仮設岸壁も近く着工する
  • ケーソンや護岸など一部工事は業者と契約済み。夏ごろ着手へ

 【名護】名護市辺野古の新基地建設で沖縄防衛局は12日午前、海底ボーリング調査を再開した。昨年9月以来、6カ月ぶりで、翁長雄志知事の就任後、初となる。建設に反対する翁長氏は1月26日付で、埋め立て承認を検証する第三者委員会の結果が出るまで作業の中断を文書で要請したが、防衛局は「準備が整った」と強行した。

辺野古沖で再開された海底ボーリング調査=12日午前、名護市(共同通信社機から)

 菅義偉官房長官は12日の会見で「法治国家なので、法に基づいて手続きをしている。全く間違っていない。環境保全に万全を期しながら粛々と進めたい」と述べ、建設工事を推進する意思を強調した。

 政府関係者は「3月中に掘削を終え、結果をまとめたい」と見通しを示した。履行期限は3月末だが、資料整理や報告書作成のため、再延長する。調査に使用する300メートル規模の仮設岸壁の建設も「準備はできている」と述べ、近く着手する考えを強調した。

 埋め立て土砂を投入する前のケーソン設置や護岸整備の一部工事はすでに業者と契約を結んでおり、防衛省は「夏ごろ」の着手を目指している。

 同日午前10時20分ごろ、長島近くに設置されていたスパット台船が細長い杭(くい)をゆっくりと海面に打ち込み、掘削を開始した。浅瀬にあった別のスパット台船も、午前中で長島近くに移動し、2基は並ぶように設置された。