沖縄県ハイヤー・タクシー協会は、会員138社の全車両約3500台に「グリーンリボンドライバーステッカー」を張り、運転免許証での臓器提供の意思表示を呼び掛ける。県保健医療福祉事業団の新垣郁男専務理事らが12日までに、那覇市の協会を訪れ、湖城秀實会長にステッカーなどを手渡した。

1台目となる車両に張ったグリーンリボンドライバーステッカーを示す県ハイヤー・タクシー協会の湖城秀實会長(左)と県保健医療福祉事業団の新垣郁男専務理事=10日午前、那覇市泉崎・同協会

 贈呈式の後、湖城会長と新垣専務理事らは協会敷地内で1台目の車両にステッカーを張った。

 協会が社会貢献を検討していたところ、事業団からの提案を受けて実現。湖城会長は「臓器移植制度の理解と支援を進めていきたい」と話し、研修などを通して乗務員や事務員への普及も目指す考えを示した。

 全国で臓器移植を希望する登録者が約1万4千人いることや、腎不全で人工透析を受けている人が県内で4300人いることなど、基礎知識をまとめたQ&Aを事業団が協会用に作成。乗務員が乗客からの質問に答えられるよう制度の概要をまとめたリーフレットが全車に備えられる。

 臓器提供の意思表示の対象は15歳以上。市町村役場や保健所などに設置される意思表示カード以外では運転免許証、健康保険証の裏面への記入、インターネットでの登録が可能となっている。