最も進行度の高い「ステージ4」のがんが胸部に見つかり、闘病生活を送っている写真家の石川真生さん(64)が27日、入院先から一時外出許可をとって沖縄タイムス社を訪れ、9月5日から始まる創作写真展「大琉球写真絵巻パート1~4」に来場を呼び掛けた。開催期間中は毎日、午後2時から石川さん本人がギャラリートークに立つ予定。退院のめどは立っていないが「車いすででも何ででも必ず駆け付ける。それが私の役目」と力強く語った。

がんと闘いながら写真展「大琉球写真絵巻」への意欲を語る石川真生さん=27日、那覇市久茂地・沖縄タイムス社

 7月3日に12時間の摘出手術を乗り越えた直後、左胸から背にかけて傷跡が生々しく残る上半身裸も写真に残して公表した。「傷を見て泣きそうになったよ」としつつ「それでも人は生きていく。まだ体は千鳥足で情けないけど悲観はしていない。やることはいっぱい」。

 最新作「パート4」は手術前に病を押して撮りきり、病床でキャプションを書いた。展示90点は琉球王国時代からの沖縄の歩みを風刺を交え表現した創作写真が中心。米軍キャンプ・シュワブ前の砂浜でトランプ米大統領が安倍晋三首相に首輪を付けているように見える写真もある。「私には私の正義がある。写真でモノを言い続ける」と話した。

 展示は9月5日から10日まで、那覇市民ギャラリーで。入場は無料。

 石川さんを支援する「生きろ!撮れ!石川真生」プロジェクト実行委員会は治療費や展示会費用の寄付を募る。目標額は250万円。

 クラウドファンディング(https://motion‐gallery.net/projects/Maoishikawa‐2017)か、ゆうちょ銀行、記号17010、番号18182421