プロ野球公式戦やNAHAマラソンなど、大規模なスポーツ大会で使用される奥武山公園内に、自分の力で壁を登るスポーツ「クライミング」ができるクライミングウォールがある。県内の公共施設で設置されているのはここだけだ。体にひもを付けて登る「リードクライミング」と命綱なしで体一つで登る「ボルダリング」の2種類ができる。ウォールに取り付けられたホールドと呼ばれる持ち手をつかみ、体のバランスを取りながら頂上を目指すため、体幹が鍛えられる。

ウォールに取り付けられたボルダーをつかみ、ゴールを目指して登る=那覇市・奥武山公園

ウォールに取り付けられたボルダーをつかみ、ゴールを目指して登る=那覇市・奥武山公園

 公式大会の開催や山岳競技の強化を目的に2012年3月に完成。13年度には年間約1500人が利用した。リードクライミング用のウォールは高さ12メートル、幅6メートル。上に登るにつれて傾斜がつき、クライミング認定資格所有者2人の同行が必要だ。ボルダリングは高さ4メートル、幅5メートルで傾斜90~100度のウォールが1枚と高さ4メートル、幅6メートルで傾斜110~120度のウォール1枚を設置。子どもから大人まで誰でも楽しめる。

 難易度ごとに色分けされたテープが貼られたボルダーを使い、ゴールを目指すクライミング。頭の中でルートをイメージして登る。仕事帰りに訪れた沖縄市の仲田朝弘さん(37)はボルダリング歴7年目。安価で一日中利用できることがこの施設の魅力だという。「手の摩擦だけで持ったり、冷や汗をかくけど、登れたら快感」と笑顔で話した。

 【メモ】施設の利用料金(2時間)は大人160円、高校生以下90円、未就学児は無料。火曜休館。施設への問い合わせは同公園運営管理事務所、電話098(858)2700。