【八重瀬】八重瀬町教育委員会は東風平出身で明治時代の沖縄で参政権獲得などの運動に尽くした謝花昇(1865~1908)の紙芝居と絵本を制作した。10日に町中央公民館でお披露目式があり、町内の読み聞かせサークルのメンバーが朗読を行った。

紙芝居を朗読する読み聞かせサークル「ちょぼら」のメンバー=10日、八重瀬町中央公民館

 紙芝居と絵本は一括交付金を使い、上下巻それぞれ200部を制作。町内各学校などに配布して活用する。

 紙芝居は東風平間切で農家の子として生まれた謝花昇の向学心にあふれる少年時代、県費留学生として東大に進学したころのエピソード、沖縄に帰って自由民権運動に取り組んだ様子が描かれている。

 この日のお披露目では、東風平小の「ちょぼら」、白川小の「ひまわりの会」のそれぞれの読み聞かせサークルが朗読を担当した。「ちょぼら」の嶺井千春さん(44)は「地域の偉人について、小学生にも分かりやすく書かれている。ぜひ読み聞かせの素材として活用したい」と話した。