【浦添】その招き猫は、こんがり黄金色。シンメーナービの中から現れた。浦添市内間のパイプライン沿いにあるサーターアンダギー専門店の仲里屋。「菜種油が値上げされても負けるニャ!」と右手で福を呼んでいる。

仲里ヒデ子さんとカタハランブーの招き猫=12日、浦添市内間の仲里屋

 店主の仲里ヒデ子さん(72)は8日、トゥシビー祝い用に頼まれた伝統菓子カタハランブーを揚げていた。残った生地は5、6回に分けてシンメーナービへ。網じゃくしですくうと、そのうち1個が招き猫そっくりの形だった。

 「不思議ってば。いつもは右手だけど、あの日は左手でポンポン入れたかも…」

 創業約30年で初めての出来事。商売の町、大阪からサーターアンダギーを買い付けに来た男性客に「これ食べたらダメよ」と言われた。円安の影響で、菜種油の1斗缶が4月から15%程度値上げされると聞いている仲里さん。招き猫は日持ちする限り店頭に飾る。