かつて那覇市にあった辻村で暮らした女性たちを鎮魂し、商売繁盛と豊年を願う「旧廿日正月(はちか・そーがち)豊年祈願祭」(辻新思会主催)が15日、同地域内の拝所前であった。

鮮やかな衣装を着て「ジュリ馬」を披露する女性たち=15日、那覇市辻

 約100人の女性たちが三線の音色に合わせて鈴を鳴らし、奉納演舞の「ジュリ馬」を披露。鮮やかな紅型衣装、馬の首をかたどった飾りを身に着けた女性たちの踊りに、集まった観光客や地元の人々が拍手を送り、カメラのシャッターを押していた。

 祭りは300年以上の歴史を持つ恒例行事。ジュリ馬の研究を約10年続けているという日本大学大学院芸術学研究科の浅香怜子さん=群馬県=は奉納演舞の前のあいさつで「辻は遊郭的な存在ではなく、琉球の芸能など独自の文化を創り上げてきた場所だ」と説明。華やかな衣装を身につけて祭りに参加し「ジュリ馬は群馬の正月踊り『春駒』と関係性があると言われている。もっと研究したい」と笑顔で話した。