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  • 訓練中の米空軍のRC135V電子偵察機から落下。場所も時間も不明
  • 部品は縦20センチ、横25センチのアクセス・パネル
  • 相次ぐ事故に知事が緊急会見、担当課が再発防止などを求め抗議

 米軍嘉手納基地から離陸したRC135V電子偵察機が16日、沖縄周辺海上で訓練飛行中に、重さ907グラムのグラスファイバー製パネルを落としていたことが分かった。通報を受けた沖縄防衛局が17日、県や周辺市町村に伝えた。米海兵隊所属のMV22オスプレイが12日に部品を落下させたばかりで、相次ぐ航空機事故にもかかわらず、具体的な原因公表はなく、県内の反発は強まっている。翁長雄志知事も17日、緊急に会見し「怒り心頭」と憤慨した。

重さ907グラムのパネルを落としたRC135V電子偵察機の同型機=2011年12月、米軍嘉手納基地

相次ぐ米軍機からの部品落下に「怒り心頭」と憤りを表す翁長雄志知事=17日、県庁

重さ907グラムのパネルを落としたRC135V電子偵察機の同型機=2011年12月、米軍嘉手納基地
相次ぐ米軍機からの部品落下に「怒り心頭」と憤りを表す翁長雄志知事=17日、県庁

 防衛局によると、落とした時間や場所は不明で、米空軍は詳細を明らかにしていない。けが人や被害の報告はないという。

 落下したのはちょうつがいの付いた「アクセス・パネル」と呼ばれる部品で縦20センチ、横25センチ。16日の訓練後に滑走路に戻り、整備、点検の過程で紛失を確認した。機体を保守点検する際のふたのような役割を果たすとみられる。

 県基地対策課は、防衛局と米軍に口頭で再発防止と原因究明、安全管理の徹底を申し入れ、「落下事故が相次いでいる中で、また発生したことは遺憾だ」と抗議した。

 米軍航空機の事故は今年だけでも6件目。

 1月15日に普天間のAH1Wヘリが渡名喜村の出砂島射爆撃場周辺海上で計208キロの装備品を投棄、同23日に嘉手納のHH60救難ヘリが68グラムの通信コード先端部、2月4日に嘉手納のF15が金属部品、同12日に嘉手納のEP3がアクセス・パネル、3月12日に普天間のオスプレイが164グラムのアルミ製部品を落としている。