沖縄県内の2015年公示地価が2年連続で上昇した。22年ぶりにプラスに転じた昨年よりも伸び率が拡大。県内金融機関のシンクタンクは、好調な県内景気を背景に県内外から投資が集まっていることが要因と分析している。人口や観光客数の増加は今後も続く見通しで、上昇傾向は継続すると予測した。一方、バブルにつながらないよう注視が必要との声もあった。

県内で地価最高額となった那覇市久茂地3丁目の日本生命那覇ビル付近=18日

 りゅうぎん総合研究所の照屋正常務は「いい結果。13年頭から始まった沖縄の景気回復が数字で表れてきた」と評価。

 20年の東京五輪開催まで全国的にも景気が改善すると見込んでおり「今回は上昇しなかった地域にも、時間がたてば波及していく。地価上昇は一時的なものではなく、4年ぐらいは続くのではないか」と見通した。

 おきぎん経済研究所の出村郁雄社長は「昨年に比べ今年はしっかりとした上昇トレンドを示した」と景気回復をベースに力強く上昇しているとみる。好調な沖縄経済に加え、那覇空港第2滑走路増設などのインフラ整備を見越し「国内外からの投資は今後も活発化することが見込める」と話した。

 一方、「投機の過熱によるバブルを招かぬよう注視する必要もある」とした。