農林水産省の動物検疫所沖縄支所・那覇植物防疫事務所は23日、那覇空港で鳥インフルエンザなどの家畜伝染病や病害虫の侵入を防ぐため「検疫探知犬」2頭を導入する。成田や関西の国際空港など全国7カ所で導入されているが那覇空港では初めて。海外観光客が増加していることから導入が決まった。

那覇の動植物検疫所で23日以降、出動するラスティー(左)とシーザー=19日、那覇空港・国際線ターミナル

 2頭は特に嗅覚が優れている狩猟犬のビーグル種で、いずれも雄2歳のラスティーとシーザー。オーストラリアで約半年間の訓練を受けた。

 検疫の対象となるハムやソーセージ、マンゴーやリンゴなどの肉類と植物の匂いを嗅ぎ出すと、荷物の横でお座りして知らせる。対象物が見つかると、家畜伝染病や害虫が発生している国から持ち込まれたものは回収・焼却処分される。

 全国的に海外観光客が増加傾向で、沖縄に定期便がある台湾や韓国などでは口蹄こうてい疫や鳥インフルなどの発生が確認されているため、那覇空港でも導入が決まった。

 19日のお披露目会で、同検疫所の大塚誠也沖縄支所長は「2頭が大きな力を発揮してくれる」と期待した。